魔力の吸収と感情の関係についての設定
その量は吸収する側の技術や吸収される側の持っている魔力の量にもよりますが、
他にも感情が関わってくるという設定があります。
それは心の壁とも言えるようなもので、
例えば100パーセント心を開いている人から得られる魔力の量を100とすると、
1パーセントしか心を開いていない人からは1しか得られません。
また、これは無意識の状態や魔術等によって感情を操られている状態でも有効であるため、
上級の魔物にとっても解決が難しい問題です。
一方で、パートナーを持つ魔物にとってはこれが有利に働きます。
例えば上級のサキュバスが一日に10人を捕らえたとしても、
1人のパートナーを持つサキュバスが得る魔力の10分の1程度にしかなりません。
さらに、魔物と長く過ごしている人間は精力も増してくるので、より多くの魔力を供給することが出来ます。
パートナーが魔力を与えて魔物を強力にし、魔物がその力でパートナーを守るという
共生のような関係になっているのです。
そのため、「パートナーを持つ魔物には手を出さないほうが良い」というのが
魔物たちの間では常識になりつつあるのです。